ヘレン・シャルフベック展
先日まで、東京藝術大学美術館で行われていた“ヘレン•シャルフベック 魂のまなざし”を観に行ってきました。


ヘレン•シャルフベックは、18世紀から19世紀にかけて活躍した、フィンランドを代表する女性画家です。日本ではあまり知られていないのですが、近年では世界的に注目されている画家の一人だそうで、今回が、日本で初めてとなる展覧会です!
私も、たまたま手にしたパンフレットでこの展覧会のことを知ったのですが、そこに載っていた彼女の絵がとても素敵だったので行ってみることにしました^^

シャルフベックは3才のときに事故で左足が不自由となり、生涯杖を放せなくなります。が、そんな中、小学生で絵の才能を見いだされ、フィンランドの素描学校を経て、後に憧れのパリへと渡ります。そこで多くの画家に影響を受け、彼女のスタイルが確立していったそうです。

今回の展覧会では彼女の初期から晩年までの作品が5つのカテゴリーに分かれて80点ほど展示されていたのですが、どれも初めて目にする作品ばかりでとても新鮮でした。

シャルフベックの代表作で快復期というタイトルのこの作品。

可愛らしい女の子がとても印象的ですね^^柔らかい雰囲気、透き通るような色使い、たくさんの作品の中で、この絵が私は一番好きです。

絵の中の少女が病気から回復して、寝癖もおかまいなしに遊んでいる様子を描いているのですが、同時に彼女の失恋から立ち直りつつある心情も重ねられているそうです。


柔らかい絵が多く、女性らしいなと思いながら見ていたのですが、最後のコーナーで、
晩年に描かれた彼女の自画像を見た時は、こころをギュッと掴まれたような感覚になりました。今までの女性らしい柔らかさのある表情から一変、彼女は衰えていく自分の姿を、全く美化する事なく、まっすぐに描いていました。ホテルの一室でひとり、骸骨のように頬のこけた自分を描き続けて、20点もの自画像を残したそうです。


最後まで自分とまっすぐに向き合っていた彼女の強さになんだかとても心を打たれました。

残念ながら東京での展示は終わってしまいましたが、このあと葉山での回廊もあるようなので、まだまだ楽しめそうです^^ぜひ!


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